第26話 天国への階段


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うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

とうとう知ってはいけない秘密を知ってしまったカリタス。
かおるさん、なにもそんな部分までセクシーを目指さなくても。

かおる「いや、ヅラですから。」

いや分かってますけど、つい。



*       *        *


と言うわけで今回はかおる提督の海戦イベントだ。
今回のクエストは「オーランド諸島の収奪団。」ストックホルム近海に潜む海賊を討伐するクエストである。

レベルも☆☆☆☆と比較的高めだが、問題はクエストの目的地。
ストックホルム周辺は、立派な危険海域だったりするらしい。
NPCも超強力な敵が出没し、初級の船だと一撃で撃沈されてします事もあると聞く。

かおる「なんで伝聞形なの?」
カリタス「だって行ったこと無いし。かおるさんは?」

かおる「むしろストックホルムどこみたいな。」
カリタス「まぁ平気平気!俺も知らないけど。

今ここに、天国に一番近い艦隊が結成された。



*       *        *


撃沈されるのは覚悟の上だが、流石に二人ではキツイだろう。
何より、我々はストックホルムなる町を知らない

IRCやフレンドリストを駆使し、手が空いていそうな人間をかき集める。

【IRC】
カリタス>誰かちょっと危険なクエストに行かない?
エアリーン>こんにちはー。見学でもOKなら参加させてください!
カリタス>良いよ~。僕らが全員撃沈されるのを見学したあとに、今度は君が撃沈される側に回っても良いのなら。
エアリーン>さようなら。



流石に死ぬと分かっていてついてくる人間は少ないようだ。

しかし、そこは偽紳士同盟コネクション。中には命より楽しさを優先させる猛者達もいる。

アメデオ「今晩はー」
Rakugo「なんだなんだ」
Saillead「よろしく」

ジャングルへようこそ。

「やっぱり死ぬんでしょうか?」と心配なアメデオことマサシゲ。彼はUO時代からの古い友人なので、ダイレクトに真実を伝えた方が良いだろう。

カリタス「すまないが、何回死ぬんですか?と聞いてくれないか。」
アメデオ「回数!?

自らの判断の甘さを悔やむ間もなく、アメデオの両脇をがっちりとロックするカリタス&かおる。
平和な日々はもう、帰らない。



*       *        *


アメデオ「僕、足手まといになるかも知れませんが・・・」
カリタス「大丈夫だよ、ほら、このラムを付けて敵船にぶつかれば君もHERO。」
アメデオ「あ、はい。」

ゲーム始めたてのアメデオ船に、言葉巧みにラムを装着するカリタス。

これで少しは艦隊の勝率も上がっただろう。
その10倍くらいアメデオの生存率が下がった件についてはスルーする。


カリタス「戦闘中って救命具使えたっけ?味方生き返らせたりとか。」
かおる「試してみよう。どうせすぐ機会は来るよ。」

謎には何でも体当たり。それがKaoru's Heaven Company.

かおる「で、ストックホルムって何処?」
カリタス「右上?

海図なんて気にしない。それがKaoru's Heaven Company.


Rakugo「ボス!水が切れそうです!」
カリタス「海水を飲めば!
Rakugo「一斉蜂起した船員40にボコられますよ!」
かおる「そんな事じゃラオウには勝てませんよ?

北斗の拳は必読書。それがKaoru's Heaven Company.


*       *        *

もはや何のゲームだか分からなくなるほどに逸脱した会話を続けながら、海を押し進む一行。
かおるのガレー船は普段は鈍足だが、気合いの漕船スキルでスピードアップだ。

途中オスロに寄港し、身支度を整える。

かおるは道具屋でジレ(へそだしルック)購入。今まで着ていたジレは、耐久度2まで下がっていたようだ。

かおる「ジレで耐久2って、もはや色々丸見え状態?」
カリタス「大丈夫だよ、乳首が出てくるのは耐久度1からさ(爽)」
Rakugo「でねーよ。

たまに大航海の話題が出てきても、この調子である。


オスロを出航しコペンハーゲンを経由し、いよいよ危険海域へと足を踏み入れる!



*       *        *


今までは多少の人通りが見えたが、この海域は不気味に静まりかえっている。
遠くにはいくつか船影は見えるが、動きを見る限りNPCだろう。

慎重に舳先を進め、とにかく北へ進路を


<<奇襲>>

【名前を確認する間もなかった海賊】
提督:ピンネース
海賊:ピンネース
海賊:ピンネース
海賊:ピンネース
海賊:ピンネース

被弾。
60。

カリタス撃沈。


全員「・・・・・・・・・・・・・。」


マジやばいです。本気と書いてマジで死にます

アメデオ「か、かえろ?」

カリタス「い、いや、いく!

Rakugoの停戦協約状で海賊から距離を取り、修理スキルを連打しながらもカリタス船の舳先は前を向く。

アメデオ「でも、あそこにいる海賊、ガレオンだよ・・・

・・・・・・・・・・・・・・・。

一瞬本気で帰ろうかと思ったが、ここまで来て引き返せる訳がない!

ミッション遂行中の007バリの抜き足差し足で、ガレオンの脇をするりと通過。寿命が5秒縮まりました。



*       *        *


その後、ストックホルムで情報収集。
目的の海賊団が出る海域は、すぐ近くのようだ。

急用で落ちるSailさんの代わりに、応援に来ていたZweitを加え最後の準備を整える。
いざ戦いへ!


【オーランド諸島収奪団】
提督:ブリティッシュコグ
海賊:ブリティッシュコグ
海賊:ブリティッシュコグ
海賊:ブリティッシュコグ
海賊:ブリティッシュコグ


・・・ん?

ブリティッシュコグは、冒険者用の船だ。ランクもカリタスの二本マストコグと同等で、それほど圧倒的強さというわけではない。

・・・意外と、勝てそう?



そうなると強気なのが偽紳士同盟!
ガレーは突撃、帆船は砲撃!
コンボを交えつつ激闘を繰り広げる!

カリタス「撃て!撃てぇぇぇっ!」
Rakugo「撃ち殺せー!」
かおる「オギャー!ハゲヅラ壊れた!お前ら俺にも当たってるっつーの!」

アメデオ&Zweit「・・・。」

とにかく激闘を繰り広げる!


*       *        *


ストックホルムでグラスを掲げる。
飲み干したウォッカは、勝利の味がした。

Zweit「相手に火力が無くて助かりましたねー」
かおる「オウイエ」

彼の海戦は、激闘の末こちらの勝利に終わった。勝利の美酒の味を楽しみながら、酒場で疲れを癒す面々。
これでやっと帰れる・・・。皆の表情は、無言で語っていた。


そこに、修理のため港に行っていたカリタスが帰ってくる。4人を見渡して、ポツリと一言。

カリタス「あのさ、何か目の前でPKがドンパチやってるんだけど・・。

全員「・・・・・・・・・・・。」

これからの方針を、無言で手の中のグラスに問いかける面々。

偽紳士同盟の冒険は、まだまだ終わらない。

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投稿者 kal : 22:44 | コメント (0)
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