「フランスの遺跡に、大きな石がずらずら並んでいる場所があるそうだ」
そんな噂を聞いたのは、ロンドンの冒険者ギルドだった。
ブリテン島に並ぶ某巨石群との類似点に興味を覚え、クエストを受けてみることにする。
今度はどんな面白い事が待ち受けているだろう?
カ帆を一杯に膨らませたカリタスの船は、ロンドンの船着き場を軽快に滑り出ていった。
最近鋳造に明け暮れていたカリタスだったが、今日は冒険メインだ。
火器を作ってどんどん利益を上げていくのも楽しいが、あまり同じ作業を繰り返していると、再びメンドイ病が再発してしまうかも知れない。
今日の所は、様々な各地の物語を追ってみることにする。
今回受けたクエストは、ナントの郊外にある巨石群を調べるというもの。久しぶりの冒険クエストだが、考古学者・財宝探索家として慣らしてきたカリタスにとっては、朝飯前の依頼である。
ナントで素早く情報を集め、いざフィールドへ!



Mellisa「・・・で、迷子になったと。」
そんなはっきり言わなくても。
遺跡を求めて延々と彷徨った挙げ句、もはやどっちが前でどっちが後ろかも分からなくなったカリタスへのアドバイス討論会が開催される。
議題は「ぶっちゃけ遺跡どこなんよ?」だ。
こう言うときは商会チャットの有り難みが分かる。
意見1:かおる
かおる「永住。」
カリタス「助けてくれ。」
意見1、却下
意見2:Rakugo
Rakugo「右手の法則で歩いていけば、そのうち遺跡に着きますよー」
カリタス「・・・・・・・・・・・・お、着いた!」
Rakugo「おお!」
カリタス「入り口に。」
意見2、真逆。
結局意見3の「奥に進む目印ポイントは、基本的にMAP外周にあるはず」と言うコンセプトの元に進んだ結果、見事遺跡を発見できた。

少しの間だが、冒険をサボっていたせいでカンが鈍っていたのだろうか。こんな単純なクエストにも難儀する自分に、リハビリの必要性を痛感するカリタス。
そう言えば、戦闘も最近ご無沙汰だ。準備運動代わりに、そこらの盗賊に喧嘩を売ってみよう。
偶然遺跡の近くにいた盗賊に近づき、戦闘を開始する。
カシム「そう言えば、その辺って遺跡発見後に意外と強い敵沸くので気をつけてくださいね」

カシム「・・カルさん?」
うん、忠告アリガト・・・
まあ、相手が強かったなら仕方がない。気持ちを切り替えの早さはカリタスの取り柄の一つだ。
若干金とアイテムを奪われたようだが、まぁそんなに致命的なモノは

え?
![]()
え?
・・・・・・・・・。
・・・・・。
・・。
カリタス「錆びた・・宝剣が・・・」
Rakugo「おー、GETしたんですか!アレは考古学上がるし、そこそこ強くて良い物ですよね」
Rakugoへの返答をする気力もなく。
カリタスは無言で、足下の草むらに顔を埋めた
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